フェンダー(フェンダーミュージック株式会社)から、Bluetoothスピーカー「MONTEREY(モントレー)」のバリエーションモデル『MONTEREY TWEED(モントレーツイード)』が、2018年11月より随時発売されます。「MONTEREY TWEED」のデザインは、同社のヴィンテージアンプで有名なツイード仕様のギターアンプからインスパイアされたもの。アンティークな外観は、インテリア性も高く様々な部屋にマッチするとしています。
フェンダーのギターやアンプに詳しい人なら誰でもが知っているツィードアンプですが、MONTEREY TWEEDはキャリングハンドルを始め、ON/OFFスイッチ、電源ランプ、レトロなコントロールノブなど、見事にそのデザインやフィーリングを活かしたスピーカーに仕上がっています。Bluetooth機器とのペアリングを知らせるサウンドにギターの音が使われているのも、遊び心があって洒落ています。
発表会ではSpotifyの音源を使って、会場全体に響き渡るほどの比較的大きな音量で再生していましたが、以外に豊かな低音やクセや歪感の少ない中高音など、立なかなかどうして立派な音でした。しかも、先に発売されていた通常モデルと比べて若干音質が向上しているように聴こえたのは、やはりツィードの外観によるものかも知れませんが、興味深いことです。因みに、このスピーカーの設計は、通常モデル同様アンプ部門のエンジニアが担当したそうですが、いずれその辺も含めて取材と検証をしてみたいと思います。ここでは、取り敢えず特徴や仕様などを製品資料から引用しておきましょう。
『最適にチューニングされた2つのフルレンジスピーカーと 2 つのウーファーによって、小規模なパーティでも使えるほど、タイトでパワフルなサウンドを誇ります。また、コントロール部はボリューム、トレブル、ベースの調整が可能な 上、背面に備わっている「Sharp」スイッチを押すことで、さらにトレブルとベースを強調し、さらに迫力のあるサウンドにすることも可能です。外部入力には、AUX IN 及び RCA 入力を搭載しており、用途や環境に合わせて様々な使い方が可能です。』
蛇足ですが….残念ながらINPUTはLINE入力のみで、ギター用の入力端子はありません。あくまでオーディオスピーカーとして楽しむための“ツィード”ということでしょうか(個人的にはギター用入力端子が欲しい気もしますが)。
なお、フェンダーのイヤモニ(詳細は改めて)やこのスピーカーは、新しく株式会社アユートから販売されることになりました。同社は海外オーディオ製品の取り扱いと販売に豊富な実績があり、加えてギターに詳しい担当者もいるため、ますますフェンダーの楽器とオーディオのインテグレーション(融合)そして積極的な展開が期待できるのではないでしょうか☯